イボとは ?
イボは正式には「疣贅(ゆうぜい)」と言います。
ほとんどが1~2センチ程度のものですが、中には10センチ以上にまで大きくなるものもあります。
年齢問わず、顔、背中、首、耳の後ろ、手足などによく見られ、お子様に発生します。
ウイルス性のため、イボに触れることで他人、またご自身の他の部位にうつることがあります。
イボ(ウイルス性イボ)の原因は?
そのほとんどは、ヒトパピローマウイルスが皮膚の目に見えないような小さな傷から侵入して感染し、3~6カ月をかけて発症します。
そのため、感染経路を辿ることが非常に困難になります。また、アトピー性皮膚炎の方が痒みから皮膚を引っかき、その傷から感染・発症しているケースも多いと言われています。
イボ(ウイルス性イボ)の症状は?
最初は皮膚の小さな盛り上がりから始まり、悪化すると隆起・拡大、また場合によっては多発していきます。加えて、病変の表面がざらついていきます。
痛み・痒みなどの症状が現れることはほとんどありません。ただし、押すなどして圧迫したときには痛むことがあります。
特に、顔、背中、首、耳の後ろ、手足などに生じやすい傾向にあります。
中原形成外科クリニックのイボ(ウイルス性イボ)治療
冷凍凝固法・手術による治療
冷凍凝固法
冷凍凝固法による治療を行います。手にひらや足底など、皮膚の角質が厚いブイでは、炭酸ガスレーザーによって角質を蒸散させ、液体窒素による治療を行います。1回の処置で終えられることもあれば、皮膚の厚い部位などは数回に分けた処置が必要なこともあります。イボの部位や大きさによっては、手術での切除を選択することもあります。
自己診断・自己処置は危険です
自分でイボを取るといった行為は絶対におやめください。ウイルス・症状の拡大を招きます。
可能性としては低いですが、悪性ということも考えられますので、必ず医療機関を受診して治療するようにしましょう。
イボ(ウイルス性)治療の費用
イボの治療には健康保険が適用されますが、イボの病態や数、治療方法によって料金に変動があります。費用の詳細につきましては、受診の際にお尋ねください。
治療後の注意事項
- 施術後、1週間程度かさぶたのような状態が続き、その後自然に剥がれ落ちます。その間は、患部に触れたり刺激を与えたりといったことは避けてください。
- 患部が平らになるまでには、3~6カ月ほどかかります。きれいに治すためにも、できるだけ刺激を与えないようにしましょう。