巻き爪・陥入爪とは
足の爪の先やサイドが皮膚に食い込んだ「陥入爪」と言い、その中でも特に爪が巻き込んでいるものを「巻き爪」と言います。
靴が合っていない、深爪の習慣の他、遺伝的要素もあります。特に、足の第一指(親指)によく見られます。
巻き爪・陥入爪は、治療による改善が可能です。悪化すると感染を起こし強く痛みますので、早めに治し、再発を予防しましょう。
巻き爪・陥入爪の原因
靴が合っていない
先の細い革靴やパンプス、ハイヒールなどを習慣的に履くことで、足の指先に負荷がかかります。
深爪の習慣
深く爪を切ると、肉が盛り上がって爪が圧迫されます。
遺伝
爪の形には遺伝的要素があり、巻き爪、陥入爪になりやすい爪というものが存在します。
瞬発系の運動習慣
瞬間的に強く足指に力をかける運動で、足の指先に負荷が生じます。習慣的であればあるほど、巻き爪・陥入爪のリスクが高まります。靴選びにも注意しましょう。
長時間の運動習慣
負荷が軽くとも、登山、ジョギングなど長時間にわたって足の指に力を込める運動は、巻き爪・陥入爪のリスクが高まります。
急激な体重増加
妊娠、肥満など、急激な体重が増加も、足の指先に慣れない負荷がかかり、巻き爪・陥入爪の原因となります。
このような症状ございませんか?
- 足の爪が巻いている
- 足の爪が肉に食い込んでいる
- 足の爪との境目に炎症が起こっている
- 足の爪が肉に食い込んで痛い
- 巻き爪・陥入爪の痛みから歩きにくい
※足指の爪の痛みによる不自然な歩行は、足首、膝、腰などの痛みを引き起こす原因になります
中原形成外科クリニックの巻き爪・陥入爪治療
軽度の場合
湾曲部をやすりで削るなどして、爪の食い込みを解消し、フットケアを行います。
外科的な治療は必要ありません。
中等度の場合
ワイヤーによって爪の形を矯正します。
当院では無理なく少しずつ爪の形を元に戻す「VHO式巻き爪矯正法」を採用しており、痛みを抑えた矯正が可能です。
感染を起こしている場合
肉に食い込んだ爪を切除して膿を出し、抗生物質などでこれ以上の悪化を防ぎます。症状が落ち着いてから、ワイヤーによる爪の矯正を行います。
場合によっては爪床・爪母を含めた切除手術を行うこともあります。
巻き爪・陥入爪治療の費用
ワイヤーを用いた矯正治療の場合は、自費診療となります。
巻き爪ワイヤー法(コレクティオ)麻酔あり | 10,000円 |
---|---|
巻き爪ワイヤー法(コレクティオ)麻酔なし | 9,000円 |
※ 料金は税込み表示です。
治療後の注意事項
ワイヤー矯正後
- 再発を防ぐため、指先の狭い靴などはできるだけ避けるようにしましょう。
- 爪を切るときには、深爪に注意しましょう。
手術後
- 手術当日は、湯船には浸からないでください。シャワー、入浴はお控えください。
- 手術後1週間は、1日に1回、やわらかいブラシ、石鹸を用いて患部をよく洗ってください。その後、処方する軟膏を塗布し、ガーゼを巻きます。
- 手術後数日間、多少の出血が見られる場合がありますが、基本的に心配ありません。出血が収まれば、ガーゼではなく絆創膏を使っていただいて結構です。
- 手術後2〜3日は出来る限り歩く事はお控えください。