中原形成外科クリニック|神戸 中央区花隈・元町|けが・傷あと・腫瘍・巻き爪
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皮膚腫瘍外科

皮膚腫瘍外科とは

形成外科では、体の表面に発生した良性もしくは悪性の皮膚腫瘍の切除も行っています。皮膚腫瘍とは、皮膚組織の一部が病的に変化して増殖したもので、良性腫瘍であれば増殖は緩やかで生命に影響することはありません。一方、悪性腫瘍(がん)は近くの組織に進入し、遠隔転移して増え続けるなどして、生命にも影響するようになります。また、一見ほくろやしみなどに見えるものでも実は皮膚がん(悪性黒色腫など)だったということもありますので、皮膚に気になる異変が生じたら形成外科・皮膚腫瘍外科をご受診ください。

当院で対応する主な疾患

粉瘤

皮下に生じた袋状のスペースに皮膚の老廃物や皮脂が溜まっているドーム状の良性腫瘍が粉瘤です。大きさは直径にして1~2cm程度のものですが、なかには10cm以上の大きさになることもあります。主に顔、首、背中、耳の後ろなどに発生しやすく、その数は1個とは限らず、同時に多発することもあります。また外傷が原因で、手のひらや足の裏で発生することもあります。

粉瘤はニキビによく似た見た目ですが、黒点状の開口部が中心にみられるのが特徴で、これを爪や指などで強く圧迫するなどして潰すと、腐臭を放つ粥状の物質が排出されます。粉瘤が発生することによる自覚症状はみられませんが、細菌などに感染している、嚢腫壁が破れているという場合は、発赤や痛みなどがみられます。

先に述べた通り、粉瘤は良性腫瘍なので放置をしても問題ありませんが、いつも同じ箇所が頻繁に化膿している、巨大化してしまったという場合は、外科的手術による摘出が賢明です。なお手術につきましては、局所麻酔による日帰り手術となります。なお炎症が起きている場合は、手術は行えません。その際は、抗生物質を内服する、もしくは小さく切開して膿を出すなどして、炎症を治めてから粉瘤を摘出するようにします。

いぼ

いぼは医学的には疣贅(ゆうぜい)と呼ばれ、種類もいくつかありますが、多くはヒトパピローマウイルス(HPV)が皮膚のごくわずかな傷から侵入して感染することで発生する腫瘤(尋常性疣贅)が多いです。
尋常性疣贅の原因でもあるHPVは健康な皮膚に感染することはありませんが、小さな傷口があれば、そこから侵入して感染するようになります。発生部位ですが、手足が圧倒的に多く、指の間で発生することもあります。子どもに発生しやすいのも特徴です。 発症の仕組みですが、尋常性疣贅の場合、初期は平らで小さかったものが、日が経つに連れてだんだん大きくなって盛り上がっていきます。ただし痛みやかゆみといった自覚症状が出ることはありません。また大きくなっていくと表面はザラついて硬くなっていきます。なお、足の裏に発生するいぼは、圧迫を受けているため盛り上がりませんが、歩くと痛みが生じることもあります。

治療をする場合、いぼを除去するということになりますので、医療機関を受診するようにしてください。尋常性疣贅では、ご自身で削り取ったりするなどすれば、ウイルスを拡大させるおそれがあり、なかなかいぼを解消させることができないばかりか、感染拡大を引き起こすこともありますので要注意です。

治療内容ですが、当院では炭酸ガスレーザーにより、角質を蒸散させたのち、液体窒素による冷凍凝固療法を行います。なお、部位や大きさによっては、手術による切除を考慮することもあります。

脂肪腫

脂肪腫とは、まるで腫瘍のように脂肪の一部が増殖したもので、多くは皮膚の下に軟らかい固まりが触れるようになって気づくようになります。幼少時から発症すると言われますが、その時点で発見されるケースは稀で、40~50歳代になって発見するというケースが多いです。性別でみると女性に多く、肥満の方にも出やすいのも特徴です。

脂肪腫は、身体の各部位で発生しますが、とくに背部、肩、頸部などによく見られ、上腕、臀部、大腿など胴体に近い方の四肢にも現れやすいです。自覚症状はほとんどありませんが、発生した脂肪腫が神経を圧迫するようなことがあれば疼痛の症状が出ることもあります。

それぞれ大きさは異なりますが、直径5cm前後のものが多く、その数はひとつとは限りません。なお大きいものになると直径10~20cmのサイズになることもありますが、ここまで大きい脂肪腫は稀で、この場合は一部が悪性化していることも考えられますので、CTなどの画像検査をするなどして、その状態を調べておく必要があります。

良性腫瘍なので直ちに切除が必要ということはありませんが、疼痛などの症状がある、患者様自身が気にしているという場合は、手術療法による切除を行います。脂肪腫のサイズが小さければ、局所麻酔下での摘出が可能です。一度摘出すれば再発することは、ほとんどありません。

悪性皮膚がん

皮膚がんとは、皮膚を構成するあらゆる組織から生じる悪性腫瘍のことで、その総称になります。代表的なものとして、基底細胞がん、有棘細胞がん、悪性黒色腫(メラノーマ)などがあり、見た目がほくろと区別しにくいのもあります。例えば、ほくろが急に大きくなったなどの症状がみられるのであれば、皮膚がんの可能性もありますので一度ご受診ください。他のがん同様に皮膚がんも早期発見、早期治療が大切で、その場合は予後が良い確率も高くなります。全身麻酔をする必要があると医師が判断すれば、提携先の高度医療機関(総合病院 など)を紹介します。

基底細胞がん

最もよくみられるとされる皮膚がんです。主に紫外線が引き金となって発症するとされ、表皮の最下層である基底層や毛包などを構成する細胞が悪性化したものです。初期症状では、黒色や黒褐色の軽く盛り上がった皮疹が見られること、また進行が非常にゆっくりで、痛みやかゆみなどの自覚症状もありません。そのため多くの方は、ほくろができた程度の認識しかないこともあります。顔面に発生しやすく、そのほくろと思われていたものは数年の歳月をかけて大きくなり腫瘤を形成するようになります。さらに進行するとその中心部に潰瘍や出血の症状が出るようになります。
検査(生検や画像検査)などから基底細胞がんと診断されたら、その部位を切除するのが原則です。

有棘細胞がん

表皮の有棘層にある細胞から発生するがん細胞が有棘細胞がんです。基底細胞がんに次いで多いとされる皮膚がんで、これも紫外線が発症に強く影響しているとされ、日によく当たる顔や手に発症します。好発しやすい世代は高齢者です。発症して間もない頃は、不揃いな形をした赤や褐色の湿疹が見られます。この状態を日光角化症と言います。さらに症状が進行していくと数年ほどかけて盛り上がっていき、それがカリフラワー状になって、中心部位が潰瘍をきたしていると有棘細胞がんと診断されます。
治療に関してですが、有棘細胞がんは転移の可能性もあるので、病変よりも一回り大きく切除する外科手術が行われます。

悪性黒色腫(メラノーマ)

がん化したほくろを悪性黒色腫と言います。手足にある、直径が5mm以上ある、形がいびつになっている、色にむらがあるというほくろは要注意で、それが数ヵ月ほどで急に大きくなった、出血がみられるという場合に同疾患が疑われます。悪性黒色腫が疑われる場合は、そのほくろをダーモスコピーで拡大して観察するなどして診断をつけます。治療については、手術療法による切除が一般的ですが、除去しきれない場合は、放射線療法や化学療法などが行われることもあります。

診療内容
  • 一般形成外科
  • 創傷外科
  • 皮膚腫瘍外科
  • 美容皮膚科

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